治療の流れと受けられる支援

治療の流れ

おおまかには下記の流れですが、種類によって異なります。

  • 発症・外来受診

    頭痛、吐き気、めまい、手足の麻痺や痺れ、視力視野障害、歩行困難、認知障害、聴力低下などの自覚症状から受診することが多く、MRIやCTなどの画像検査を受けます。

  • 治療(手術、薬物療法、放射線治療など)

    画像診断だけでは診断がつかず生検(診断の為の摘出)を行うこともありますが、種類や場所によっては生検が不適切なことがあるのでよく確認しましょう。また治療は種類により異なります。

  • 病棟での療養・リハビリ

    治療内容によっては、受け入れ可能なリハビリ施設が限られるので注意が必要です。

  • 病棟やホスピスでの療養・リハビリ
  • 自宅療養・リハビリ

各段階で受けられる支援

発症・受診

どの病院にいけばいい?

脳腫瘍は種類が多岐にわたりますので医師、施設によって経験や実績が異なります。また標準治療が確立されていない症例もあり、施設によって治療方針が異なることがありますので、積極的に調べたり医師への質問を心掛けましょう。

全国病院検索

治療(手術、薬物療法、放射線治療など)

医療費が心配

高額療養費制度が利用できます。また以下の制度が利用できることもあります。申請した日から適用になりますので診断書を貰ったら早めに申請しましょう。/特定疾患(間脳下垂体機能障害)/小児慢性特定疾患(悪性新生物)

入院するため働けなくなる

各種健康保険組合、共済組合への「傷病手当金」の申請を相談しましょう。
※国民健康保険には傷病手当金がありませんのでご注意ください。

療養・リハビリ中

入院・通院・リハビリにかかる費用が心配

高額療養費制度が利用できます。外来・入院にかかった自己負担額(1人あたり)が1ヶ月21, 000円(※)以上となったときには、1世帯での医療費の自己負担額を合算して高額療養費制度の適用を受けることができます。なお、世帯合算は夫婦の場合、同じ健康保険に加入している方が対象。※1人あたりの医療費の自己負担額が21,000円を超えている必要があります。窓口:市区町村の国保の窓口、各健康保険組合や協会けんぽなど。

働けなくなり収入がなくなった

障害年金の申請を検討しましょう。公的年金の加入者が病気やけがで心身に障害を有し、日常生活や就労が困難になったときに受給できます。障害認定日(初診日より1年半経過後)に申請。加入期間の2/3以上を納付などが要件です。また場合によっては生活保護の申請も検討しましょう。

家族の介護負担が重い

介護保険申請を検討しましょう。
1号被保険者65歳以上の方・・・病名は関係なし。
2号被保険者40歳以上の方・・・「がん」他15疾患。いずれも申請は市役所などで行います。

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